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光学医療診療部

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光学医療診療部
光学医療診療部長
二宮 致

昭和59年に開設された内視鏡部門は、平成8年5月同部門廃止に伴い光学医療診療部となりました。光学医療診療部は部長・副部長・看護師11名、1名の補助員、1名の事務員により運営され、内科・外科など各診療科の医師が上下部消化管・胆膵内視鏡検査、気管支鏡検査、内視鏡治療などを行っております。金沢大学の特定機能病院としての役目を果たすべく、常に最新の検査機器を導入し医師の技量が十分発揮できる環境を整えております。金沢大学附属病院には現在8名の内視鏡指導医と20名以上の専門医が在籍しており、最新の知識に基づく高度な診断・治療を行っています。施設内には個別化された7部屋の検査室・リカバリールーム・モニター室があり、モニター室では全ての検査室および内視鏡画面を監視することができるようになっています。これらの設備により、患者さんが安心して検査が受けられるとともに、大学病院の使命である若手医師・医学生の教育が円滑に行える環境となっています。内視鏡画像及びレポートなどの検査情報は、内視鏡画像ファイリングシステムにより院内コンピューター端末を用いて院内各所から参照可能であり、カンファレンスや病状説明に利用されています。今年は内視鏡画像ファイリングシステムをバージョンアップし、更に利便性が向上しました。また本年は内視鏡洗浄室を増設し、全ての内視鏡洗浄を最新機種に更新しました。内視鏡洗浄室の排気設備により内視鏡洗浄時に発生する洗浄薬の臭気が検査室に拡散することがなくなり、検査室の環境がより一層向上しました。光学医療診療部では、一般的な上下部消化管内視鏡検査処置に加え、診断が難しいとされる胆管や小腸疾患に対する胆道内視鏡検査・小腸カプセル内視鏡やダブルバルーン小腸内視鏡検査が施行されており、全消化管が観察可能です。また7部屋ある検査室と移動用検査システム全てに早期食道癌や咽頭癌の発見に有用な粘膜表層の微細血管構造を強調観察するNarrow Band Imaging(NBI)機能を搭載した内視鏡システムを導入し、拡大観察内視鏡との併用で組織を採取する生検を行わなくても良性・悪性の鑑別が可能となっております。また気管支鏡検査では腫瘍性病変と正常粘膜を異なる色調で強調表示する蛍光観察(AFI)が行えるようになっております。検査頻度が増加している全大腸内視鏡検査は、磁気ナビゲーションシステムにより大腸過長症や腹部手術後癒着などの検査困難症例においてもX線透視を使用せずに安全に大腸への内視鏡挿入観察が可能となっており、患者さんへの負担が軽減されています。さらに超音波内視鏡装置により消化管・胆膵疾患に対する超音波内視鏡下穿刺(EUS-FNA)が行われており、内視鏡下の診断が難しい粘膜下腫瘍や膵腫瘍に対する生検診断が可能です。治療内視鏡では早期の食道・胃・大腸癌に対して粘膜下層剥離術(ESD)やレーザー焼灼・光線化学療法(PDT)を施行しており、食道静脈瘤に対する再発防止目的の食道静脈瘤硬化療法も多数行っております。現在の年間平均検査数は、上部消化管4900件、下部消化管1900件、内視鏡的膵胆管造影240件、小腸内視鏡140件、気管支鏡420件です。光学医療診療部では今後も機器整備をすすめ、より安心で安全な医療を提供していく予定です。

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