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炎症性腸疾患センター

案内

消化器内科
炎症性腸疾患センター長
北村 和哉

金沢大学附属病院では、平成16(2004)年に専門別診療センターの一つとして、炎症性腸疾患(IBD)センターが開設され、11年目を迎えました。厚生労働省特定疾患である潰瘍性大腸炎、クローン病、腸管ベーチェット病などの疾患診療を担当しています。

IBDセンターの必要性と活動

IBDは、若年期、時には児童期に発症し、成人を経て老年期に至るまでの慢性疾患であり、学校生活、就労、結婚、妊娠出産といった人生の様々な出来事に際して、その時々に特有の注意が必要です。また、日常生活の中では食事指導が重要であったり、他疾患を合併した時の治療法選択や、身体障害申請や障害年金などの社会福祉施策の有効な利用などに、専門的な知識が必要です。
治療対象となる潰瘍性大腸炎、クローン病、腸管ベーチェット病の患者数は年々増加し、今や15万人以上に及びます。増加傾向にあるとはいえ、難治性の疾患であり全国的には患者の集中する医療機関がいくつか知られています。そのような『専門施設』では、内科、外科、他の様々な診療科が協力して診断治療を進め、また食生活をはじめとする生活指導、患者の社会活動支援などが充実した形で行われています。従来北陸地方では、通院する医療機関が分散している傾向があり、診断や治療も手探りで進められ、患者さんの社会活動支援も十分でない面があったことは否定できません。
当院でも、旧第一内科、旧第二内科、腫瘍内科、旧第一外科、旧第二外科、腫瘍外科、小児科などが独自にそれぞれのスタンスで、IBD診療にあたっていましたが、センターの設置以後、消化器内科、消化器外科、精神神経科、小児科、産婦人科、皮膚科、放射線科などの多くの診療科の医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、ソーシャルワーカーなどが参画し、①高水準の診断治療の推進、②地域医療機関を対象とした勉強会の開催、③患者会活動の支援などの活動を進めています。

診療体制

内科20番診察室が、“IBDセンター”診察室です。IBD患者さんの評価や治療は、消化器内科専門医が担当します。必要な際は、外科医による手術、血液浄化部での血球成分除去療法、外来化学療法室での点滴治療などを依頼し、施行後は消化器内科医が診療を担当します。小児症例の外来診療は主に小児科が担当し、検査治療方針の決定にIBDセンターが手伝いをします。
服薬指導、栄養指導、ストマ管理指導、福祉政策の活用などは、それぞれ専門知識を有するメディカルスタッフに依頼し、行っています。

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