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集中治療部

研修プログラムの概略・特徴

  1. 診療科等の概説・特徴
     集中治療部は1986年2月に開設され,その2年前に開設された救急部とともに,救急部・集中治療部という形式で運営される。2009年5月救命センター発足により,救急部と集中治療部が分かれ,集中治療部として運営している。2011年4月1日より,22床(20床ICU,2床CCU)で運営しており,救急,循環器,消化器,麻酔科,脳神経外科、小児科等の専門医を取得している専従の医師が重症患者管理を行っている。日本集中治療学会専門医認定教育施設である。
  2. 研修の特徴
     気道確保,各種の動静脈路確保,心肺蘇生法の技術の習得はもとより,それらの処置後に引き続き必要とされる,人工呼吸管理,循環呼吸補助管理,血液浄化法,静脈および経腸栄養管理,超音波検査法等の各種検査法,さらに感染対策など,集中治療領域の管理を研修することが特徴である。

研修目標

 集中治療室に収容される多彩な重症患者の病態を適格に把握し,検査や治療・処置の優先順位を決定し,患者の状態を改善させることのできる臨床医に必要な基本的な知識,技能および態度の習得を目的とする。

指導体制・方法

  1. 責任者体制
     集中治療部での研修における管理運営は集中治療部での研修責任者が担当する。研修指導全体を総括しての責任は研修責任者が負い,定期的に指導医と研修医に対する指導,教育に関してミーティングを行う。指導医は,ICUに入室している患者の診療を研修医とともに担当し直接指導,教育を行う。
     研修責任者:谷口 巧(部長)、岡島 正樹(副部長)
  2. 研修体制
     研修期間中,時間帯ごとに指導医の指導下に,ICU患者を担当し集中治療にあたる。
  3. 指導体制
     指導医がICU患者の診療を通して直接研修医を指導する。
  4. 研修医1人あたりの指導医数
     研修医1名につき2名以上の指導医が指導にあたる。
  5. 担当患者予定数
     1ヶ月の期間内に最低10名の患者管理を行う。
  6. 達成度のチェック方法等について
     全ての研修医が研修責任者の指導下に入り,毎週研修到達点を確認し,必要に応じて研修方法を変更し,到達目標をクリアする。
  7. 総合的な評価方法について
     研修医は,当院の臨床研修プログラムに示された到達目標につき自己評価およびレポートを提出する。また,研修責任者は研修終了後,研修評価を行う。さらに研修医は,集中治療部での研修に対して,および指導医の評価を行う。
  8. 緊急時の対応について
     勤務時間帯は,指導医とともに緊急の対応にあたる。時間外(休日,夜間)は,指導医が対応する。
  9. その他
     研修医の精神的,肉体的疲労に関して,毎日の対話から汲み取り,必要時に研修責任者が迅速に対応する。

研修方法

  1. 研修
    • ICU患者の診療,カルテ記載(指導医との討論を踏まえて)
    • 毎日のカンファレンスでの患者提示
    • 検査及び手技:侵襲の加わる検査手技は,指導医の指導の下で自らあるいは補助で参加する。そのほか,採血,心電図検査等の基本的検査,手技は自ら主体的に行う。
    • 退室サマリー:受け持ち患者の退室サマリーを記載する。
  2. カンファレンス,症例検討会,勉強会
    • カンファレンスは毎日朝,夕に行う。
    • 症例検討会は必要に応じて適宜行う。
    • 毎週月曜日朝に研修医のための勉強会を開催し,毎週火曜日に抄読会を行う。
  3. 学会および研究会
    • 興味ある症例の担当になった場合,指導医と相談して学会,研究会で発表する
    研修期間
1か月 2か月以上
身体所見 身体所見のとりかた
検査 胸腹部X腺検査の読影
静脈血採血結果の理解
動脈血ガス分析の理解
グラム染色の方法、見方
尿沈渣の見方
心電図の見方
心エコー
腹部エコー
血管エコー
腹腔内圧測定
脳波の見方
頭蓋内圧モニタの見方
心肺蘇生 心肺蘇生術
低体温療法の管理
呼吸管理 用手的換気
気管挿管、抜管
人工呼吸器の管理
非侵襲的陽圧呼吸(NIPPV)
酸素療法
気管支鏡
胸腔ドレーン、腹腔ドレーン
気管切開
循環管理 PCPSの管理
IABPの管理
ペースメーカーの管理
動脈圧ラインの挿入
スワンガンツカテーテル挿入
電気ショック
血液浄化 血液浄化用カテーテル挿入
血液浄化(持続透析)
血液浄化(間歇透析)
血液浄化(エンドトキシン吸着)
血液浄化(PDF)
その他 胃管の挿入
中心静脈カテーテル挿入
栄養管理
抗生剤の使用法

 ○:指導医の元で行える
 △:手技十分と指導医が判断した場合指導医の元で行える

週刊スケジュール

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