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遺伝診療部

案内

平成30年12月に開設した「遺伝診療外来」では、患者さんやそのご家族、遺伝に関わる悩みや不安、疑問などを持たれている方々のご相談(遺伝カウンセリング)を専門にお受けしています。この外来では、遺伝専門職(臨床遺伝専門医)、看護師がチームとなって、十分な時間をとり、遺伝に関する正確な情報提供を元に、クライアント(遺伝診療外来を受診した方)と課題を共有し、心理面を含めた幅広い支援を行っています。また、受診中の他の診療科との連携を大切にし、領域横断的な包括的診療を行っております。

遺伝診療部の開設について

遺伝診療部は平成30年1月に新たに設立された診療部門です。日常診療において疾患の診断を確定するための遺伝子検査を実施する機会が増え、遺伝医療・ゲノム医療が急速に一般化してきています。どのような患者さんで遺伝子検査が必要となるか、またどのような検査を行うべきか、判断は必ずしも容易ではありません。また遺伝子検査により得られた結果を健康管理に活用するには、まず医療者が正しくその意味を理解し、患者さんにわかりやすく説明することが重要です。さらに、最近は網羅的遺伝子解析の技術が進歩し、希少難治疾患の原因が次々と明らかにされようとしています。知識や技術の進歩を踏まえて、質の高い遺伝カウンセリングが必要とされています。このような現状を踏まえて、『遺伝診療部』を設置し、以下のような役割を果たすことを目指すこととしました。

遺伝診療部の業務

  • 遺伝カウンセリング<遺伝診療外来>について
    あらゆる疾患の遺伝に関する情報を提供し、遺伝子検査の有用性・必要性について説明します。また、患者さんの遺伝子解析の結果をわかりやすく説明し、主科での診療を支援します。
  • IRUD(未診断疾患イニシアチブ)について
    金沢大学附属病院は難病診療連携拠点病院に認定されています。指定難病の半数以上が遺伝性疾患です。希少難治疾患のうち未だ診断されていない疾患の診断の手がかりとなる「IRUD(未診断疾患イニシアチブ)」研究プロジェクトにおいて北陸地域の拠点病院になっています。IRUD診断委員会と密接に連携し、未診断希少疾患を対象とした網羅的遺伝子解析と遺伝カウンセリングの実施を目指します。
  • がんゲノム医療について
    金沢大学附属病院はがんゲノム医療の連携病院に認定されています。連携病院としての機能を支援するためにも、遺伝診療部はがん遺伝子外来と連動し遺伝カウンセリングや遺伝性腫瘍の診断、各診療科との連携などを通じて重要な役割を果たします。
  • 院内教育活動について
    金沢大学附属病院は平成30年11月には臨床遺伝専門医研修施設に認定され、北陸地域の臨床遺伝専門職の養成を行っております。臨床遺伝学や遺伝情報の活用はあらゆる診療科の日常診療に密接に関わる領域であり、ときに分子遺伝学をはじめとする最新医学や、医療倫理、臨床心理学など、幅広い深い知識を必要とします。これら臨床遺伝学関連の院内教育を当院の全ての医療スタッフに対し、定期的な遺伝診療カンファレンスの開催などを通じて継続的に行います。遺伝医療・ゲノム医療の恩恵が患者さんに適切に還元されるよう、かかりつけ医の皆様との連携を強化し、地域に定着するための啓発活動に積極的に参画します。

診療スタッフ

専任の遺伝診療部長が平成30年10月に着任しました。臨床遺伝専門医・指導医の資格を持つ診療部長1名、臨床遺伝専門医の副部長1名を中心に、金沢大学附属病院に所属する生殖・周産期、小児、成人の各領域に関わる遺伝専門医、看護師と協力し、高度な遺伝医療・ゲノム医療の提供を行います。

部長  特任教授  渡邉 淳 臨床遺伝専門医・指導医
          生殖医療に関する遺伝カウンセリング受入れ可能な臨床遺伝専門医
          遺伝性腫瘍に関する遺伝カウンセリング受け入れ可能な臨床遺伝専門医
副部長 助教    黒田 文人 臨床遺伝専門医

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