金沢大学附属病院 Kanazawa University Hospital

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検査部

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  • 検査部長
    岩田 恭宜

  • 検査部は患者さんの血液や尿中の成分を分析し、医師の診断や治療に役立つ情報を24時間体制で提供しています。血算、生化学、免疫血清、ホルモン、腫瘍マーカー、細菌検査の他、生理機能検査室では、心エコー、血管エコーなど各種超音波検査の他、心電図、呼吸機能、脳波等の検査も行っています。また、2012年3月にISO15189の要件を満たす検査室として国際的な認定を受けており、品質マネジメントシステムのもと、常に高度でかつ質の高い検査結果の提供に努めています。

内容

臨床化学検査室

血液、体腔液などを検査材料として生化学成分を分析定量しています。主な測定内容は、糖質関連検査・肝機能検査・脂質関連検査・腎機能検査・膵機能検査・貧血関連検査・体液電解質などで、一部24時間対応で実施しています。

血液検査室

血算、自動白血球分類、網状赤血球数、末梢血液像および骨髄像鏡検、髄液細胞数算定、幼若血小板比率などの検査を行っています。また、一般的な凝固検査の他、各種凝固因子活性や凝固線溶系分子マーカーの測定、ループスアンチコアグラント検査等も行っています。血算・凝固検査・髄液細胞数算定は24時間対応で実施しています。

免疫化学・血清検査室

血液中のホルモン・腫瘍マーカーやウイルス感染症(肝炎ウイルス、HIV)関連項目について、高感度測定を行っています。また、自己免疫疾患やアレルギーの検査、フローサイトメトリー法によるリンパ球表面マーカーの検査も行っています。さらに、ホルモンの術中モニタリング検査を実施しています。

尿一般検査室

外来検体を対象に、試験紙法による尿定性試験と尿沈渣検査を実施しています。また、泌尿器科外来を対象に、精液検査も行っています。

微生物検査室

感染症の診断・治療のため、迅速に原因微生物を特定し、適切な抗菌薬情報を提供しています。また、院内における分離菌情報を把握し、感染制御部と連携を保ちながら院内感染防止にも積極的に取り組んでいます。

染色体・遺伝子検査室

主に造血器腫瘍に特徴的な染色体や遺伝子異常をFISH法やmultiplex PCR法を用いて検査しています。これらを院内で迅速に実施することにより造血器腫瘍の診断に一役買っています。その他感染症検査としてB、C型肝炎ウイルス、新型コロナウイルスPCRとサイトメガロウイルス検査も実施しています。

生理機能検査室

循環生理では、心電図や血圧脈波検査、負荷機能検査等、呼吸生理では、肺気量分画や精密肺機能検査、神経生理では、脳波、神経伝導検査、聴力検査を行っています。また、超音波検査では心臓、頚部、腹部血管、下肢動静脈や乳腺、甲状腺検査を行っています。その他、手術室、心カテ室、ICUなどで出向検査を行い、チーム医療などへも積極的に参画しています。

中央採血室

3名の看護師と5〜8名の検査技師で、毎日平均400名を超える外来患者さんの採血を朝8時から行っています。午後3時以降には、翌日の病棟で採血する採血管の準備を行っています。

検査部情報管理室

検査部部門システムに関してソフト、ハードの両面で維持管理を行うと共に、電子カルテシステムにおける検査オーダのマスタ保守管理を行っています。また、臨床試験に対する支援業務や職員健診等に対する支援業務も行っています。

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