金沢大学附属病院 Kanazawa University Hospital

病院案内

Hospital Guide

病院長ご挨拶

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 平成28年4月に金沢大学附属病院の病院長に就任しました蒲田敏文です。令和4年4月より病院長4期目(7年目)を務めさせて頂くことになりました。よろしくお願いいたします。

 私の専門は放射線医学です。昭和58年に金沢大学医学部を卒業後、金沢大学附属病院には放射線科の医師として39年間勤務してまいりました。私を受け入れ、育ててくれた金沢の街と金沢大学附属病院には深い思い入れがあります。恩返しのつもりで病院長職に取り組みたいと思っております。

 私は職員が明るく元気に働けるような金沢大学附属病院を目指しています。職員が明るくなれば病院の雰囲気もよくなり、患者さんにも今以上に優しく接することができると思います。大学病院は敷居が高いと感じる患者さんが多いのではないでしょうか。大学病院の性格上、患者さんの診療だけではなく、学生教育や臨床研究も重要な仕事であり、象牙の塔と揶揄されることもあります。私は、常に患者さんの視点から病院を見つめる態度が大切であると考えています。患者さんの立場にたって院内を見渡したとき、改善しなければならないことがまだ多くあります。短期間にすべて改善することは時間と予算の面から難しいとは思いますが、患者さんに優しい大学病院を目指して病院職員が一丸となって努力していく所存です。

 令和2年1月頃から日本全国に拡がりをみせている新型コロナウイルス感染症は、2年後の現在も全く終息の目途はたっておりません。令和4年1月からはじまった変異型コロナウイルス(オミクロン株)を主体とする第6波はこれまでと比べて最も感染力が強いです。これまでの5波と比べて感染者数の減少のスピードが遅く、5月現在でも石川県内では毎日300人前後の新規感染者が報告されています。幸い3回のワクチン接種の効果からか重症化する感染者は減っています。しかし、ワクチン未接種の感染者では重症化する危険性があり、予断を許さない状況が続いています。

 今後も新型コロナウイルス感染症に対応するため、外来、入院診療の一部制限や入院患者さんへの面会禁止を続けていかざるを得ません。患者さんおよびご家族にはご迷惑をおかけしており、大変申し訳なく思っています。一刻も早くこの災害を克服し、大学病院の本来の機能を取り戻すために今後も頑張ってまいりますので、ご支援よろしくお願い申し上げます。