金沢大学附属病院 Kanazawa University Hospital

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心臓血管外科

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診療科案内

  • 竹村

    診療科長
    竹村 博文

  • 心臓血管外科に関する詳細はこちら

    日本人の死亡原因第2位の心臓血管疾患、心臓血管外科はその治療法の最後の砦として日々診療に取り組んでいます。日本人の高齢化に伴い、手術対象の患者さんも高齢化、重症化してきています。人工心肺を用いないオフポンプ冠動脈バイパス手術、人工弁を用いない弁形成術、開胸や開腹を行わない動脈瘤手術(ステントグラフト内挿術)、胸骨を温存するMICS(低侵襲心臓手術)、ロボット支援下手術など、低侵襲手術(からだにやさしい手術)を積極的に行っています。

外来担当者と専門分野

(令和6年4月現在)
初診/再診
午前 再診担当医師
(手術日につき不定)
竹村博文
(心臓血管)
再診担当医師
(手術日につき不定)
竹村博文
(心臓血管)
再診担当医師
(手術日につき不定)
村田 明
(小児、成人先天性)
村田 明
(小児、成人先天性)
飯野賢治
(心臓血管)
飯野賢治
(心臓血管)
山田有希子
(小児、成人先天性)
山田有希子
(小児、成人先天性)
山本宜孝
(心臓血管)
山本宜孝
(心臓血管)
上田秀保
(心臓血管)
上田秀保
(心臓血管)
中堀洋樹
(心臓血管)
中堀洋樹
(心臓血管)
北澤直樹
(心臓血管)
北澤直樹
(心臓血管)
坂井亜依
(心臓血管)
坂井亜依
(心臓血管)

診療科の特徴・特色

  • 患者さんにやさしい心臓手術
    従来心臓手術は恐ろしい手術、命を落とすかもしれない手術と一般には思われていましたが、ここ十年来、心臓手術の成績は目をみはる向上を遂げてきました。そのひとつの要因が患者さまにとってやさしい手術になってきたことがあげられます。
  • 冠動脈バイパス手術
    従来人工心肺を用いて、必ず心臓を停止して冠動脈バイパス術は行われてきました。2000年を境に本邦ではオフポンプ手術が広く行われるようになってきました。当院ではそれ以前よりオフポンプ冠動脈バイパス手術を手掛けております。手術の質、安全性を低下させずに高品質の手術を行っています。また循環器内科とのハートチーム(ハートセンター)による合同の検討会により、カテーテル治療と冠動脈バイパス術の適応を的確に見極めて治療を行っています。詳しくはこちら
  • 弁膜症手術
    僧帽弁閉鎖不全症には高い確率で、人工弁を用いない、弁形成術を行っています。僧帽弁に関しては人工弁置換術より弁形成術が長期成績も良好と証明されており、積極的に形成術を第一に考えています。また、経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)を開始し、高齢者に対して低侵襲化を図っています。詳しくはこちら
  • 弓部大動脈瘤
    従来成績が芳しくなかった弓部大動脈手術もこの十年で格段に成績が向上しました。人工血管の質が向上したことも要因の一つです。また脳をいかに守るか、いかに出血を少なくするかなどの問題点をすべて改善することにより、良好な成績をあげています。詳しくはこちら
  • 小児心臓手術
    生まれつき心臓や大血管の構造に問題がある場合に、外科的修復を行います。様々な疾患に対応が可能であり、手術の成績は良好です。安全性を最優先とした上で、からだの成長や修復部の長期機能維持を考えて修復します。また、こころの成長を見据え、キズの長さや部位には可能な限りの配慮を行います。心房中隔欠損では右わきの下を小切開し、心室中隔欠損では胸部正中ですが乳首の高さ~みぞおちを小切開して行います。心臓血管外科/小児科/循環器内科の合同チームを構築しており、小児期から成人期まで切れ目のない診療が可能です。詳しくはこちら
  • 成人先天性心疾患手術
    幼少~若年期の心臓手術から年月を経て、心臓の機能や構造に問題が生じる場合があります。多くは無症状ですので、心臓手術の既往のある方は、1~数年に一度は当院の小児科や循環器内科を受診ください。他県、他施設などで手術を受け、通院しなくなった方も当院を受診ください。多くは定期的な観察を続けますが、放置できない場合には、外科的修復を行います。成人+小児の複合的な心臓手術手技が可能であり、生活習慣病への対応、心臓リハビリテーション等、これまで培った多様な経験を活かし、適切な診療を行います。また、成人の初回手術では、疾患に関わらずキズの目立たない手術を基本とします。特に心房中隔欠損症では、右胸の小切開からの手術(MICS)が可能です。胸の真ん中の骨を切らないため、日常生活や仕事への復帰が早いほか、通常の着衣ではキズが全く見えません。詳しくはこちら
  • 大動脈瘤・大動脈解離に対するステントグラフト内挿術
    従来大きな開胸や開腹が必要だった動脈瘤の手術が、ステントグラフト内挿術の導入により様変わりしました。鼠径部の小切開創からステントグラフト挿入し、胸部や腹部の大動脈瘤を内側からカバーすることで大動脈瘤の治療が可能になりました。入院期間も短く、出血もほとんどない手術になりました。詳しくはこちら
  • 下肢動脈血行再建術
    閉塞性動脈硬化症は緩徐に進行する疾患でありますが、適切な時期に適切な治療を行うことが必要です。自家静脈や人工血管を用いたバイパス術や、PTAバルーンやステントを用いた血管内治療、そして重要なのは薬物療法などの組み合わせをどう行うのかの判断です。当科では専門医が適切な治療法を行っています。詳しくはこちら

診療科からのお知らせ

  • 外来診療は、原則として午前のみです。
  • 再来診療は、外来担当の全員で行っています。

外来受付076-265-2000(内線 2902)

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