診療科等一覧
Department List核医学診療科
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診療科案内
診療科長
絹谷 清剛-
核医学診療科は放射性医薬品を用いた全身臓器の機能診断が主体です。
最新のPET-CT、SPECT-CTを用いた総合的な核医学診断が行われています。
甲状腺外来では、甲状腺の機能障害、腫瘍の診断と治療を行っています。
アイソトープ治療(核医学治療)には、世界でも有数の治療専用病棟を有しており、甲状腺疾患、褐色細胞腫、神経芽腫、神経内分泌腫瘍に対する治療が行われています。また、前立腺癌の骨転移や悪性リンパ腫に対する治療も行っています。
外来担当者と専門分野
核医学検査・治療(アイソトープ部 中央診療棟地階 98番)
外来 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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午前/午後 | 検査:各科からの依頼、他施設からの依頼に基づいて、毎日施行されています。心臓、骨、脳、腫瘍、消化器、呼吸器、内分泌、血液、泌尿器、末梢循環など。 PET検査は医療法人社団 金沢先進医学センター(別法人)で施行されています。 |
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治療:放射性ヨウ素内用療法(甲状腺機能亢進症、甲状腺癌)、ラジウム-223(去勢抵抗性前立腺癌骨転移)、Y-90イブリツモマブチウキセタン(悪性リンパ腫)、PRRT(神経内分泌腫瘍)及びI-131 MIBG治療(悪性褐色細胞腫・パラガングリオーマ) 初診は月・水・金(要予約) |
核医学外来(中央診療棟地階 91番)
外来 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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午前 | 若林大志 | 萱野大樹 | 絹谷清剛 | 若林大志 | 廣正 智 |
赤谷憲一 | 萱野大樹 | 森 博史 | |||
渡辺 悟 |
診療科の特徴・特色
- 金沢大学附属病院は国内では数少ない核医学診療専門科のある病院です。1954年に核医学診療が開始され、専門診療科としてわが国では金沢大学に初めて1973年に開設されました。以後、広範囲の専門的核医学研究や核医学診療が行われています。
- 画像診断(シンチグラフィ、SPECT、PET)
核医学診療の主体は、全身の機能診断です。当院では全身の様々な臓器の機能診断を行っていますが、代表的なものを以下にあげます。- 脳疾患の診断:脳血管障害や認知症の診断など
- 心臓疾患の診断:冠動脈疾患、心筋症など
- 腫瘍診断:がんの原発、転移、再発の評価など
- 甲状腺疾患:甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)、甲状腺癌など
- 骨の診断:骨転移や骨折、代謝の異常など
- 消化器の診断:肝臓や胆道系、消化管出血など
- 腎の診断:腎機能障害、移植腎の機能測定など
- PET診療:医療法人社団 金沢先進医学センター(別法人)で実施されており、当診療科が読影業務を担っています。
- PETに保険適用のある疾患は以下のとおりです。
- ―がん:早期胃癌を除く全ての悪性腫瘍
- ―心臓:虚血性心疾患のバイアビリティ(生存性)診断
- ―脳:難治性部分てんかんで外科切除が必要
- 甲状腺外来
- 甲状腺の機能障害、甲状腫瘍の診断と治療
- 核医学治療(内用療法、アイソトープ治療)
- 甲状腺機能亢進症と甲状腺癌の治療に対するI-131を用いた治療
- 神経内分泌腫瘍に対するLu-177 DOTATATEを用いた治療(PRRT)
- 褐色細胞腫に対するI-131 MIBGを用いた治療
- 去勢抵抗性前立腺癌骨転移に対するRa-223を用いた治療
- 悪性リンパ腫に対するY-90イブリツモマブチウキセタンを用いた治療
- 高リスク群神経芽腫に対するI-131 MIBG治療(保険適用外診療)
- 内用療法に関するセカンドオピニオン外来
診療科からのお知らせ
- 甲状腺外来の初診の方は、火、木曜日は他の検査との兼ね合いで、超音波検査が施行できませんので、月、水、金曜日にご来院ください。また、担当医あての紹介状をお持ちの方は、担当医が不定期の出張で不在のこともありますので、あらかじめ電話で診察の可否をご確認ください。
- 再来は担当医により曜日が異なりますので、ご確認ください。
- 甲状腺外来の予約および予約の変更は、核医学外来受付にご連絡下さい。
外来受付076-265-2000(内線 2900)
- 核医学検査の予約、問い合わせはアイソトープ部(内線7360)にご連絡ください。
- PET検査の予約、お問い合わせは医療法人社団 金沢先進医学センター(0120-960-255)にご連絡ください。