金沢大学附属病院 Kanazawa University Hospital

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呼吸器外科

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診療科案内

  • 診療科長
    松本 勲

  •  

    呼吸器外科に関する詳細はこちら

    呼吸器外科では肺癌(原発性、転移性)を中心に、呼吸器外科疾患全般(縦隔腫瘍、気胸、膿胸などの胸部感染症、漏斗胸など)を対象に診断から治療までを行っています。とくに原発性肺癌に関しては臨床および研究面から診断と治療に力をいれており、年間200例以上の原発性および転移性肺癌手術を行っています。全身麻酔手術件数は年間約300例を行っています。各領域の手術で内視鏡を用いた体に優しい低侵襲手術(胸腔鏡手術、ロボット手術、単孔手術)を積極的に取り入れるとともに、呼吸器(腫瘍)内科、放射線科、病理部、リハビリテーション部など他の優れた部門と連携して患者さんにとって最高の医療を実践できるように心がけています。

外来担当者と専門分野

(令和6年4月現在)
初診/再診
午前 再診担当医師
(手術日につき不定)
松本 勲
(胸腔鏡下手術、ロボット手術、肺癌、胸壁、縦隔、気胸、胸部感染症)
再診担当医師
(手術日につき不定)
松本 勲
(胸腔鏡下手術、ロボット手術、肺癌、胸壁、縦隔、気胸、胸部感染症)
再診担当医師
(手術日につき不定)
懸川誠一
(胸腔鏡下手術、肺癌、胸壁、縦隔、気胸)
懸川誠一
(胸腔鏡下手術、肺癌、胸壁、縦隔、気胸)
齋藤大輔
(胸腔鏡下手術、肺癌、胸壁、縦隔、気胸)
齋藤大輔
(胸腔鏡下手術、肺癌、胸壁、縦隔、気胸)
和田崇志
(胸腔鏡下手術、肺癌、胸壁、縦隔、気胸)
和田崇志
(胸腔鏡下手術、肺癌、胸壁、縦隔、気胸)

診療科の特徴・特色

  1. 患者さんに優しい低侵襲手術
    当呼吸器外科では「病気がきちんと治り、手術が安全に行われること」を前提に「できるだけ小さい創で、できるだけ痛くない手術」を行っています。比較的早期の肺がんや縦隔腫瘍を中心に、内視鏡やロボットを使用し、小さい創で筋肉や骨を温存する手術を行い、疼痛軽減と術後早期の回復が得られています。
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  2. 肺癌治療
    比較的早期の肺癌に対して行う胸腔鏡手術から進行肺癌に対する拡大手術にいたるまで年間200例以上の肺悪性腫瘍手術(原発性、転移性)を行っています。また、肺門部の早期肺癌に対しては、手術以外の根治治療である光線力学的療法を行い、補助的にレーザー治療、気管支腔内照射などを行っています。さらに、気道狭窄に対してはステント治療を行っています。
    手術だけで治る肺がん患者さんは手術症例の50-60%です。進行した肺癌患者さんには術前に化学療法、放射線療法を組み合わせて治療を行っています。また、術後には補助化学療法や、再発に対する化学療法にも取り組み、先端的な治療を行っています。これらの診断、治療には、当科の呼吸器外科専門医、がん治療認定医機構認定医等の資格を持った医師があたるとともに、呼吸器(腫瘍)内科、放射線科、病理部などと協力して行っています。
  3. クリニカルパス
    ほぼすべての疾患にクリニカルパスを使用し、不必要な術前、術後検査は行わず、点滴も原則として手術の翌日で終了し、手術翌日から歩行、食事を開始しています。90%以上の患者さんで術後1週間程度での退院が可能な状態となっています。
  4. 地域医療
    呼吸器外科医が北陸に充足しているとはいえず、世界的にみても外科医師数は減少傾向にあります。呼吸器外科医不在の病院も増加傾向にあり、これらの病院とも連携して地域の方にも安心して呼吸器外科医療が受けられるように努めています。また、能登地区、富山地区などで当科の医師による外来診療、手術も行っています。もちろん、当科で手術を行った後の経過観察も、紹介していただいた病院と連携して責任をもって行います。

診療科からのお知らせ

  • 外来診療は、原則として午前のみです。
  • 再来診療は、外来担当の全員で行っています。
  • 火・木の再診は予約制です。

外来受付076-265-2000(内線 2902)

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