金沢大学附属病院 Kanazawa University Hospital

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がん遺伝子パネル検査の費用について

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1.保険診療のがん遺伝子パネル検査の費用について

   
保険診療【OncoGuideTM NCCオンコパネルシステム】
保険診療【FoundationOne® CDxがんゲノムプロファイル】
保険診療【FoundationOne® Liquid CDx がんゲノムプロファイル】
保険診療【Guardant360 CDxがん遺伝子パネル】
保険診療【GenMineTOPがんゲノムプロファイリングシステム】

保険診療のがん遺伝子パネル検査の対象となるのは

全身状態や臓器機能が保たれ、本検査施行後に化学療法の適応となる可能性が高く、次の1または2に該当する患者さんです。

  1. 原発不明がんや希少がんなどの標準治療がない固形がんの患者さん
  2. 局所進行もしくは転移があり、標準治療が終了したあるいは終了が見込まれる固形がんの患者さん

適応の判断は主治医及びがんゲノム外来担当医が行います。

項目 料金
OncoGuideTM NCCオンコパネルシステム料金 検査に対する保険点数は5万6千点(56万円)で、
そのうち1-3割の自己負担がかかります。
FoundationOne® CDxがんゲノムプロファイル料金
FoundationOne® Liquid CDx がんゲノムプロファイル料金
Guardant360 CDxがん遺伝子パネル料金
GenMineTOPがんゲノムプロファイリングシステム料金
 

2.自由診療のがん遺伝子パネル検査の費用について

自由診療【プレシジョン検査】

項目 料金(自費) 税込金額(10%)
プレシジョン料金 535,000円 588,500円
*がん遺伝子検査相談料
(外来での相談のみの場合)
20,000円 22,000円
*検体の追加解析料金
284,000円 312,400円
*検査中止時の費用
(病理品質検査後中止の場合)
170,000円 187,000円
(返金額 401,500円)
*検査中止時の費用
(ライブラリ作製後中止の場合)
238,000円 261,800円
(返金額 326,700円)
  • 自由診療の検査に関する説明を受けただけで検査自体を行わないとき(保留を含む)は、がん遺伝子検査相談料のみ(税込22,000円)を負担していただきます。
  • 使用する組織検体の状態によっては、検査が実施できない場合があります。その場合でも、使用する組織から遺伝子を抽出し、その遺伝子の状態を確認して検査実施の可否を判断するための品質検査を外部検査機関に委託するために、その費用が発生します。
    検査の品質確認は2段階で行われ、最初の段階(病理品質検査)で解析中止となった場合には、先に支払って頂いた検査料588,500円から187,000円(遺伝子抽出費用130,000円+外来費用20,000円+手数料20,000円+消費税17,000円)を差し引いた、401,500円を返金します。次の段階(ライブラリ作製:シーケンサで核酸配列を解析できる状態にするために、遺伝子に名札のようなマークを付ける作業)で解析が中止となった場合には、先に支払って頂いた検査料588,500円から261,800円(遺伝子抽出費用130,000円+ライブラリ作製費用35,000円+外来費用20,000円+手数料53,000円+消費税23,800円)の費用を差し引いた、326,700円を返金します。
  • 本検査は患者さんの申し出によりいつでも同意の撤回が可能です。解析の中止および同意の撤回は、担当医にお申し出ください。既に検体が発送されている場合は、解析の中止および検体・関連データの即時破棄を行います。
    なお、患者さんの都合による解析の中止の場合であっても、段階に応じて返金します。ただし、解析が終了している場合は返金の対象にはなりませんのでご注意ください。
  • 予期せぬ機械の故障など、検査会社側の事由による解析の中止の場合には、がん遺伝子検査相談料の22,000円を差し引いた金額をお返し致します。
  • その他、複数の免責事項があります。詳しくは、担当医にお尋ねください。

3.がん遺伝子パネル検査について

がん遺伝子パネル検査の概要についてはこちらでご確認ください。