部門紹介~X線CT検査~
X線CT検査とは?
CT検査はX線を使ってからだを輪切りに切ったような画像(横断面と言います)を撮影することができる検査です。頭から足まで全身の骨や筋肉・血管といった組織やすべての内臓を診ることができます。ただし、臓器によっては他の検査(例えばMRI)の方がよりはっきりと病気の状態を確認できる場合もあります。
例えば頭の中の「脳」や、骨盤にある「子宮」「前立腺」といった臓器は周りを骨で囲まれているため、CT検査では病気を詳しく診断することが難しい場合があります。これはX線が骨を突き抜けにくい性質(X線の透過性と言います)を持っているからです。
一方で「骨」自体はX線が突き抜けにくい(X線透過性が低い)おかげで他の臓器よりもはっきりと観察する事が出来ます。このように画像検査には得意とする臓器や不得意な臓器がありますので、目的に合わせて医師が適切な検査を選んで患者さんに検査を受けて頂く事になります。