放射線部紹介～ご挨拶～

金沢大学附属病院放射線部では医師、診療放射線技師、看護師、事務補佐員からなるスタッフが関連各科の医師や検査技師などと医療チームを構成し、各種画像検査、画像診断技術を応用した治療（インターベンショナルラジオロジー；IVR）、および放射線を用いた治療（放射線治療）にあたっています。当院では最新鋭の画像診断装置ならびに治療装置を導入しており、専門的な知識と高度な技術を駆使しながら、最高の医療技術の提供に努めています。また、医用画像の管理、医用放射線の適正使用と安全管理も当部門の業務の一つです。

画像検査（一般撮影、造影検査、超音波検査、CT、MRI、血管造影など）およびIVRは主に中央診療棟１階、２階にて、放射線治療は中央診療棟地階にて行っています。

画像診断技術の進歩に伴い、現在では病気の広がりや程度について、以前は考えられなかったほど精密かつ客観的に評価することが可能になってきています。放射線部では“患者さんfirst”のコンセプトのもと、治療に役立つ精密かつ高品質な画像情報を各診療科に供給し、患者さんが最適な医療を受けていただけることを目指して日夜業務を行っています。

画像情報の供給面では放射線部と附属病院放射線科は密接に連携しており、全てのCT、MRI検査について放射線診断専門医が検査を管理した上で読影レポートを作成し各診療科に供給する体制が確立しています。

IVR部門では放射線科、循環器内科、脳神経外科をはじめとする専門医と連携し、全身の臓器や疾患に対してより低侵襲かつ高精度で効果の高い治療を提供しており、急患にも24時間体制で対応しております。

放射線治療については附属病院放射線治療科と連携して最新の治療機器を駆使し、高い精度の外部照射および小線源治療を行っています。全ての治療において放射線治療専門医・放射線治療専門技師・医学物理士・放射線治療品質管理士を含めた各スタッフが共同で、治療計画や線量検証、放射線照射を行うことで、安全で質の高い治療を提供しており、従来と比べ少ない副作用で高い治療効果が期待できるようになっています。また、治療を受けられる患者さんに対して、看護師がきめ細かな対応を行い、予定の治療が円滑に最後まで進められるようサポートする体制を整えています。

放射線部は大学病院の大きな責務の一つである人材育成の面でも学生教育や臨床研修の場として機能しています。将来医師を目指す金沢大学医学類の学生の教育だけではなく、将来診療放射線技師を目指す保健学類放射線技術科学専攻の学生の教育にも大きく貢献しています。さらに、我々は日進月歩の画像診断・IVR・放射線治療技術の進歩に乗り遅れることなく、世界標準の医療技術を常に患者さんに提供できるよう、基礎研究、臨床研究にも力を注いでいます。

北陸の医療を支える金沢大学附属病院のインフラストラクチャとして、放射線部一同は患者さんおよび院内各部門のお役にたてるよう日々精進しております。

金沢大学附属病院　放射線部のホームページにお越しいただきありがとうございます。

金沢大学附属病院

「最高の医療を提供するとともに、人間性ゆたかな優れた医療人の育成に努める」

金沢大学附属病院　放射線部

「最高の技術で、最高の医療を安全に提供する」

の理念のもと、日々、診療・研究・教育に邁進しております。

金沢大学附属病院　放射線部は昭和34年（1959年）の発足以来、今年でちょうど60年の歴史を数えます。その間、放射線診療の進歩は、X線CT, MRI, IVR,高精度放射線治療等に代表されるように目覚しいものであります。

その進歩の中で、金沢大学附属病院　放射線部は、患者さんへの思いやりを第一に診療にあたり、国内外へ質の高い学術成果をあげ、次世代を担う診療放射線技師やメディカルスタッフの教育に力を注いできました。今後も、放射線部のパフォーマンスの向上を図りながら、このスタンスを継続していく所存です。

このホームページには、皆様に安心して放射線診療を受けていただけるよう各種検査の内容や、検査時にお願いしたい事がアップされております。ぜひ活用していただければと思います。

“金沢大学附属病院　放射線部で放射線診療を、ぜひ受けてみたい”と言っていただけるようスタッフ一同一丸となって邁進して参る所存でございますので、より一層のご指導・ご鞭撻を賜りたく何とぞよろしくお願い申し上げます。