部門紹介～X線CT検査～

CT検査部門では手術計画用精査をはじめとする“治療支援”を目的とした検査を中心に、スクリーニングなどの一般的な検査まで幅広く対応しています。特に、近年話題である「Dual Energy Imaging」を積極的に取り入れ、金属アーチファクトを極力排除させる画像改善技術やヨード成分の定量評価およびカルシウム成分の除去といった物質弁別技術を利用した精密検査を実施しております。また、最新鋭の画像処理装置を導入し、各診療科における手術シミュレーション画像の作成などの個別化医療にも対応しております。

そして最も重要な放射線被ばくの最適化に向けては、逐次近似再構成をはじめとする被ばく低減技術の臨床での検証および導入の実施、小児専用プロトコルの構築、さらに最新の線量管理システムを用いた一元管理を実施しております。

画質評価ならびに性能評価用計測機器を豊富に取り揃えていることも当院の特徴です。装置性能の不変性評価をはじめ各種最新技術の特性評価などに積極的に利用しております。研究への取り組みも積極的に進めております。得られた研究結果は国内外での学会において発表し、論文として公開されております。さらには講演等により広く専門的知識の普及にも努めております。

　

CT装置

中央診療棟2階には診断用として3台、中央診療棟1階救急外来に1台、MR-CT棟に1台のCTが設置されています。

※横にスクロールできます

*Z-Flying focal spotによる倍密収集による

　

三次元画像処理装置

GE Healthcare社製　AW Server3.2

Fujifilm社製　Synapse Vincent Ver5.2

　

造影剤注入装置

根本杏林堂社製　Dual Shot GX

　

資格取得者

X線CT認定技師：５名