部門紹介~MRI~
MRI検査部門の紹介
MRI検査部門では、一般的なスクリーニング検査、経過観察検査にとどまらず、他院から紹介された画像検査に付加する情報を提供する特殊な精査、手術支援(術中ナビゲーション)用の詳細な画像の提供など、非常に幅広い目的に対応しています。
特殊な検査ほど検査時間が長くなりがちですが、近年話題の高速撮像法である「Compressed Sensing」法を積極的に取り入れ、撮像時間を短縮しています。また、経過観察や他院からの紹介などでは、診断に影響の少ない撮像や重複する画像は撮像しないなど、ハード・ソフトの両面から、検査時間の負担を減らすように工夫しています。
新規導入した装置は、従来の装置よりも詳細な画像が取得できるだけでなく、トンネルの直径が広い、検査室が明るい、検査音が小さい、専用の映像・音響システムで検査進行状況の案内やリラックス効果があるなど、患者さんのストレスがより少なくなることが期待されています。実際に患者さんの評判も上々で、「またこの装置で検査をしたい」というリクエストもあります。
MRI装置
中央診療棟1階に3台、MR-CT棟に1台の、合計4台のMRIが設置されています。
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装置名称 | 静磁場強度[T] | 製造 | 設置年月 | 備考 |
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Signa Artist | 1.5 | GE Healthcare | 2019/3 | |
Signa Premier | 3.0 | GE Healthcare | 2020/3 | |
Ingenia 1.5 | 1.5 | Philips | 2018/1 | 第2中央診療棟 |
Ingenia 3.0 | 3.0 | Philips | 2018/4 | |
Ingenia Elition 3.0T | 3.0 | Philips | 2024/2 | 手術室 |
装置の精度管理には力を入れています。画質評価ならびに性能評価用計測機器を豊富に取り揃えており、診断に必要な画質を担保するために、定期的に評価・検証を行っています。また、随時スタッフミーティングを行い、撮像プロトコルの検討をしています。
研究への取り組みも積極的に進めております。得られた研究結果は国内外での学会において発表し、論文として公開されております。院内外を問わず、勉強会・研究会に積極的に参加し、最新の情報を得て臨床技術に還元しています。また、講演依頼等にも応じ、より広く専門的知識を普及させることに努めております。
三次元画像処理装置
GE Healthcare社製 AW Server3.2
Fujifilm社製 Synapse Vincent Ver5.2
Philips社製 IntelliSpacePortal 2台
造影剤注入装置
根本杏林堂社製 Dual Shot GX 4台
資格取得者
日本磁気共鳴専門技術者認定者:3名