部門紹介~RI検査~
核医学検査の方法は
骨シンチグラフィ
骨に集まる放射性医薬品を使用し、がんの骨転移や骨の疾患を診る検査です。
検査は、午前中に注射し、体内に入った薬が骨に集まるまで待ちます。骨に集まるまで約3~4時間かかりますので、撮影は午後から行います。
特に飲食の制限はありません。撮影は、15~40分くらいで、寝台の上に仰向けで安静にしていただきます。検出器を身体に近づけますので圧迫感が多少あるかもしれません。
脳血流シンチグラフィ
脳に集まる放射性医薬品を使用し、脳の血流を測定する検査です。
この検査によってアルツハイマー病やレビー小体型認知症などの認知症タイプや脳の血流異常を診ることができます。
検査は、寝台に仰向けになっていただき、放射性医薬品を注射すると同時に撮影を行います。その後、頭の周りをガンマカメラが回りながら画像を得る撮影も行います。検査時間は約30分です。
心筋血流シンチグラフィ
心筋に集まる放射性医薬品を使用し、心臓の状態や動き、血流情報を得る検査です。
狭心症、心筋梗塞、心筋症などの病気の有無やその程度を診断することができます。
検査は、まず心電図をつけながら運動もしくは薬剤で心臓に負荷をかけながら薬剤を注射します。その後1時間ほど時間を空けてから撮影を行います。撮影時間は約20分です。
薬剤で負荷をかける場合はカフェインを摂取するとうまく負荷がかからなくなりますので、検査前夜からカフェインを控えていただけるようお願いします。
負荷の撮影が終わると、次は安静の検査を続けて行います。安静の検査のための薬剤の注射を行い、さらに1時間ほど時間を空けて撮影を行います。そして負荷と安静の2つの画像を比較して、診断を行います。