核医学検査の特徴は

部門紹介~RI検査~

核医学検査の特徴は

CT検査やMRI検査では臓器や病変の形や位置、大きさといった形態情報と呼ばれるものを主に評価しています。これに対して、核医学検査は機能情報と呼ばれる臓器や組織の機能 (動き、働き具合)や代謝状態を評価することができます。

心臓の検査で説明いたしますと、 心臓に栄養を運んでいる冠状動脈という血管があります。CT検査では、冠状動脈のどこの血管がどれくらい細くなっているかどうかが分かります。これが形態情報です。

核医学検査では、心臓の動きや患者さんに投与された放射性医薬品が心臓の筋肉にどれくらい集まっているかで心臓の筋肉がどれくらい元気かを評価できます。それによって、病気の有無や重症度が分かり、治療の必要性や治療方針の決定に役立ちます。

しかし、弱点もあります。核医学検査ではCT検査やMRI検査のような形態情報は得られないということです。核医学検査で治療が必要だということが分かっても、核医学検査から得られる画像は形態情報に乏しいため、どこの血管を治療するべきかを正確に知ることができません。そのため、 CT検査やMRI検査など複数の検査を受けて頂く必要がある場合もあります。

核医学検査の特徴

kanazawa universty hospital

金沢大学附属病院 放射線部

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